快適な毎日は良質な睡眠から。あなたを健康に導くガーミンのスマートウォッチ「VIVOACTIVE」シリーズを徹底解説

あなたは今、健康で快適な毎日を過ごせているでしょうか?

睡眠不足で十分に疲れが取れていなかったり、運動不足で体力が低下してしまったりなど、特に近年は自身の健康面が気になっているという方も多いはず。今回ご紹介するガーミンのスマートウォッチ「VIVOACTIVE」シリーズは、そんな健康面の悩みを解消するための専属のコーチとして役に立つアイテムです。現在展開されている「VIVOACTIVE5」と「VIVOACTIVE6」の2モデルとともに、本シリーズの魅力を詳しく解説してまいります。

目次

日本は不眠大国!

体の健康面だけではなく、心の健康面にも大きく影響する「睡眠」。現在、大きな社会問題となっているのが、多くの人が十分な睡眠時間を取れていないということです。特に日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いという特徴があります。

日本はOECD(経済協力開発機構)に加盟している先進国33カ国の中で、最も睡眠時間が短いというデータが出ており、2024年時点での日本人の平均睡眠時間は7時間22分となっています。他国の例を上げると、アメリカは8.8時間、フランスは8.5時間、中国は9時間。これらの先進国の平均睡眠時間は8時間30分前後となっているため、平均より1時間以上も短い状態です。

さらには日本人のデータにおいて、男性よりも女性のほうが13分ほど平均睡眠時間が短く、また10歳以下の子供の睡眠時間も同様に33カ国の中で最も短いという統計結果も出ています。これは国も呼び掛けている重要な問題であり、十分に睡眠がとれていないことで様々な健康上の悪影響を及ぼしてしまいます。

日本人の睡眠満足度は約32%と言われており、これは世界的に見ても非常に低い数値。そして睡眠不足がもたらす経済損失額はおよそ15兆円にものぼり、GDPに占める損失割合はアメリカやドイツ、イギリスよりはるかに大きいのが現実です。

多くの日本人の睡眠時間が短くなっている原因は、文化と国民性にあると考えられており、その中でも大きな要因は現代社会が生み出したライフスタイルにあります。大人なら仕事や家事、子供なら勉強に多くの時間を費やし、それらが睡眠時間を削るだけでなく精神的なストレスにも直結して不眠症にも陥ってしまうのです。

加えて多くの便利なサービスの普及による「夜型化」が進んでいる社会と、スマートフォン等のIT機器の普及も睡眠を妨げている要因でしょう。実際に睡眠不足で悩んでいる人の多くは、「労働時間が長くて寝る暇がない」「スマホやゲームに長時間熱中して眠れない」など、要因がはっきりしているケースもありますが、特に理由なく深夜まで起きていることが当たり前の習慣になっている人も少なくありません。

睡眠不足が及ぼす問題

では睡眠不足の状態が続くと心身にどんな悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか。まず十分な睡眠がとれていないと脳機能に直接的な悪影響が出ます。脳が十分なパフォーマンスを発揮できないため、日中の活動における判断能力、会話能力、記憶力などが著しく低下し、人によっては感情的になったり、倦怠感により気分が落ち込みストレスが溜まってしまうこともあります。

現代病とも言われる睡眠不足。その大きな要因は長時間にわたる仕事に他なりません。長時間労働で睡眠不足になり体調が悪化、結果的に仕事のパフォーマンスが落ちてしまうという悪循環に陥ります。逆に考えれば、睡眠をしっかりとったうえで仕事に取り組めば、パフォーマンスが向上して仕事の効率化が図れるでしょう。

また、身体へ及ぼす影響も少なくありません。多くの人が陥るのが生活習慣病であり、高血圧や糖尿病、心臓病、動脈硬化などの症状が現れて慢性的に続き、ガンにかかるリスクも上昇。加えて臓器系・神経系のはたらきが不安定になることにより、食欲不振や免疫力の低下、肌荒れ、体脂肪の増加など、数えきれないほどの悪影響と病気へのリスクが伴っているのです。

現在、睡眠不足で悩む日本人は最低5人に1人と言われており、いつまでも健康でいたいというのは誰もが望むことでしょう。健康的で快適な毎日を過ごすために、意識して取り入れるべきモノやコトはたくさんありますが、今回ご紹介するガーミンのウェルネス系スマートウォッチ「VIVOACTIVE」は、睡眠不足を解消し、健康な日々へ導くための”専属コーチ”としての役割を果たしてくれる数少ないアイテムです。それでは本シリーズがどのように健康的な生活に役立つのか見てまいりましょう。

VIVOACTIVEシリーズの魅力は、女性でも男性でも使いやすいシンプルなデザイン。時刻などの情報を表示する文字盤のデザインも豊富で、カスタマイズ性の高い仕様となっています。

継続的にユーザーの活動をモニタリング

数多く展開されているスマートウォッチの中で、なぜガーミンが支持されているのか。それはブランド創業時から培われてきた圧倒的に高い技術力にあります。特にガーミンは正確無比な位置情報を取得するGPS技術に長けており、それをスマートウォッチに搭載するセンサー類に活かすことができるのです。

このVIVOACTIVEシリーズに共通するのは、高精度なセンサー類を用いたコーチング機能。ユーザーの身体に関するあらゆる情報を計測し、それらを分析して”見える化”。そしてどのようにすれば現状から改善し、成長につながるかという「提案」につなげるのです。

VIVOACTIVEで計測した様々なデータや情報は、スマートフォン用の専用アプリ「Garmin Connect」で一括管理できます。表示される情報は自分仕様にカスタマイズ可能。特にランニングなどで役立つマップなどは大きな画面の利点を活かして見やすく表示します。

ガーミンでは、健康のための3要素として「ヘルスケア」「フィットネス」「ウェルネス」を掲げています。まずヘルスケアでは、睡眠不足の解消など健康を維持促進するための行動を促します。次にフィットネスでは、有効なトレーニングを取り入れることで運動不足を解消し、身体機能を活性化させます。そしてウェルネスでは、それら2つをかけ合わせることで、豊かで充実したライフスタイルを目指す、というものです。続いては、これら3要素を果たす具体的な機能の一例をご紹介します。

まずはヘルスケア機能で自身を”知る”

VIVOACTIVEを使い始めたら、はじめにヘルスケア機能を用いて自身の体の状態を知るということが重要になります。まず「睡眠モニタリング機能」では、昨夜の睡眠時間や睡眠の質などを含んだ計測データが100点満点で評価されるので、直感的に睡眠状態を振り返ることができます。そして、その結果をもとに改善すべき点を指南します。

この睡眠データを測定するうえで特別な操作や設定は必要ありません。VIVOACTIVEを着用したまま寝るだけで、自動的に体の情報を分析してくれます。数日、数十日間のデータを積み重ねることでVIVOACTIVEがユーザーの生活スタイルをより深く理解し、より的確にアドバイスを行うのです。

睡眠モニタリングで最初に行うのは、一晩寝て睡眠スコアを計測すること。上の画像では100点満点中82点と評価され、睡眠の質も良いようです。その下の色分けされた細いラインでは、眠りが浅いのか深いのかを判別することも可能です。
次に睡眠スコアをもとに、より詳しい睡眠状況を振り返ります。睡眠が浅いのか深いのか、またレム睡眠(眠りが浅く、体は休んでいる一方で脳は働いている状態)、覚醒(途中で目が覚めること)といった情報を交えたグラフが自動で生成されるため、ひと目で睡眠状況が振り返りやすくなっています。
これらの結果をもとに行うのはアドバイス。ここで表示されるアドバイスをもとに、生活スケジュールを見直して睡眠の改善に取り組みます。上の画像では推奨の睡眠時間が表示されており、おおよそこのくらいは寝ましょう、というVIVOACTIVEからの提案です。

次に「ストレスレベル」の計測です。心拍数などの変動から分析し、自身がどのくらいのストレスを感じているかをデータ化。高いストレスレベルが検知された時には解消に有効的な運動を行ったり、深呼吸などで心をリラックスするように促します。

ストレスレベルの表示画面。光学式心拍系を用いた心拍数の変動などをもとに、ストレスレベルがグラフ化されます。自身が日々の生活でどのくらいストレスを感じているかどうかが一目で分かり、休息するべきタイミングも教えてくれます。

続いて食事に関する改善を促す「カロリー計測機能」。基礎代謝とその日の消費カロリーを確認できるため、カロリーを摂取しすぎた場合には食事のバランスを調整することにつながります。日々のカロリー消費量を知ることで、健康的な食事をとる習慣も身につくのです。

ガーミン独自の機能の一つである「ボディバッテリー」も有効です。ゲームキャラのHPのように、自身の体力量が5~100の数値で表示され、まだ元気が残っているのか、疲れているのかが分かります。まだ運動できるか、もう休んだほうがよいかなどを提案するため、運動を行うスケジュール管理の指標にもなります。

ボディバッテリーとはそのままの意味で「身体のバッテリー残量」のこと。体力が十分に残っており運動を行う準部が出来ているのか、疲れ切って運動する余裕がないのかを判断する指標になります。また睡眠やお昼寝など、日々の活動がボディバッテリーに与える影響も知ることができます。

体力向上を目指せるフィットネス機能

健康な体づくりを行ううえで、睡眠と同等に大切なのは、継続的な「運動」です。運動は体力を向上させる効果だけではなく、生活習慣病の予防や精神的なストレスを緩和させるなどの良い効果を生み出します。

ただし、これまでほとんど運動をしていなかった人が急なハードトレーニングを行っても、ただ体力を消耗させてしまい逆効果です。もともと運動が苦手な人でも、自宅でのヨガや近所をウォーキングする程度から気軽にトレーニングを始めることができます。VIVOACTIVEでは、自身に効果的なトレーニングメニューを提案してくれるため、より楽しく運動を続けられるでしょう。

VIVOACTIVEを着用しているだけで、自動的に歩数や運動強度、消費カロリーなどを計測してくれるのが「フィットネストラッキング機能」です。項目が一覧になって表示されるため、結果が見やすくなっています。歩数や運動量などは目標設定ができ、掲げた目標に対して現在どのくらいの達成率であるか、などといった情報もひと目で分かります。

VIVOACTIVEがサポートするワークアウトの例は次の通り。まず自宅で手軽にできるトレーニングとして、ヨガやピラティス、筋トレが挙げられます。時計のディスプレイにポーズ等の解説ムービーが表示されるため分かりやすく、専属トレーナーのごとく指導します。

加えて外で行うウォーキングやジョギング、サイクリングなどのスポーツでもその”指導力”を発揮します。歩数や消費カロリー、走行ルートを記録するため、その日にどのような運動を行ったかが一目瞭然です。

また心拍数やボディバッテリー(体力量)を同時に計測することで、自身にとってハードな運動をしすぎてしまうという心配もありません。脂肪の燃焼や心肺機能に良い効果をもたらす屋外トレーニングにおいても、すぐ辞めずに継続することが重要。無理のない範囲で運動を続け、少しずつ成長することが大切です。

週間運動量の表示画面では、活発に運動を行った時間をグラフ化し。何のアクティビティで、どのタイミングで運動量を獲得したのかを確認できます。

そしてより本格的にトレーニングを行いたくなったら、ジムに通うことも視野に入れてよいでしょう。VIVOACTIVEでは数多くのトレーニングマシンに対応しているので、ジムで筋トレを行う際にも有用です。50mの防水性を備えているためプールでの運動にも対応し、泳いだ距離やラップ数を逃さず記録します。

目標に応じてアドバイスを提案する「Garminコーチ」機能。例えば数kmのランニングや数十kmのマラソンなどの目標を設定し、それを達成するにはどのようなトレーニングを行えばよいのか、具体的なプランを提案してくれます。上の画像では、トレーニング第2週目の今日はベンチマークラン(自身の体力量に合わせて行う短時間のランニング)に挑戦し、明日は休息を取りましょう、という内容となっています。

これらの他にも、ワークアウトや日々の生活をさらに充実させるウェルネス機能が満載です。ウォーキング中に気分を上げたくなったら、時計本体とワイヤレスイヤホンを接続して音楽を聴いて楽しんだり、Suica決済機能を使って自動販売機でドリンクを買ったり。ヘルスケアやフィットネス機能に特化したVIVOACTIVEですが、スマートウォッチとしての基本的な機能にも抜かりはありません。

日常生活で最も役に立つ機能のひとつがGarmin Pay。タッチ決済が可能なVISAデビットカードやSuicaを登録しておけば、スマートフォンを使わず楽に買い物できます。

VIVOACTIVE5、VIVOACTIVE6はどちらを選ぶ?

2025年9月現在、VIVOACTIVEシリーズで発売中のモデルは、従来型VIVOACTIVE5と新型VIVOACTIVE6の2機種となっています。これまでご紹介してきた数々の機能はほとんどどちらのモデルにも搭載しているため、機能面に大きな違いはありません。

2023年10月に発売開始されたVIVOACTIVE5がさらに進化して、対応できるスポーツ・トレーニング種目が多くなったのが、2025年4月に登場したばかりのVIVOACTIVE6です。

VIVOACTIVE5:左からブラック/スレート、ブルー/ブルーメット、アイボリー/クリームゴールド、オーキッド/オーキッドメット、3万9800円(税込み、2025年9月現在)
VIVOACTIVE6:左からジャスパーグリーン/J.グリーンメタリック、ボーン/ルーナーゴールド、ブラック/スレート、ピンクドーン/P.ドーンメタリック、5万2800円(税込み、2025年9月現在)

VIVOACTIVE5でおよそ30種類だったスポーツ種目が80種類以上に増えているほか、鮮やかな有機ELディスプレイがさらに明るくなったり、バッテリー節約モードでの駆動時間が約17日から約21日に延長されたりと、多方面で細かな性能がアップしています。

VIVOACTIVE6で追加された注目の機能は「スマート起床アラーム」です。これは、設定した起床時間までの30分間で、眠りの浅いタイミングを狙ってアラームを起動させます。自身の睡眠サイクルに基づいた最適なタイミングで起床を促すので、起きた際に不快感が残りにくいのも魅力です。

スマート起床アラームの表示画面。例えばアラームを午前8時に設定すると、午前7時30分から8時までの間に優しくアラームを鳴らしてくれます。また既存のアラームをスマート起床アラームに変更して設定することも可能です。

このような進化により、惜しげなく多くの機能を使い切りたい、本格的にさまざまなトレーニングやスポーツに挑戦したいという方は6がおすすめです。またカラーバリエーションもそれぞれ異なり4種類ずつ用意されているので、お好みのカラーで選ぶのも良いでしょう。

健康で快適な生活は、質の良い睡眠から。VIVOACTIVEとともに過ごすことは、いつまでも健康でいられるために自身の身体を見直すためのひとつのきっかけになるはずです。

この記事の監修

小林時計店のイメージ画像

小林時計店

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